10.小学生の理想的な睡眠時間とは?

現代人の多くが夜型になっている今、小学生の睡眠不足が問題になっています。成長期の小学生にとって、睡眠は大人以上に重要なもの。現代の子どもの健康を守るために、大人が睡眠の重要性を今一度認識しておく必要があります。

睡眠時間が短いと小学生にどんな影響を与えるか

小学生の睡眠時間が短くなると、学力に影響が出てしまいます。十分に寝ていない状態で学校に行けば、特に午前中は眠たくて頭がボーっとしてしまいますから、授業に集中できません。脳はその日に学習したことを睡眠中に整理して忘れないように記憶させますから、睡眠が十分でなければ記憶も定着しないことになります。

睡眠不足の子どもはイライラしてキレやすくなるとも言われています。すぐ暴力的になるなど問題行動が多い子どもは、単なるしつけの問題ではなく、睡眠不足も一因となっていることがあります。

また、睡眠中には成長ホルモンが分泌されます。睡眠が不十分であれば、成長ホルモンを十分出すことができなくなり、低身長など発育が不十分になってしまうこともあります。

小学生の理想的な睡眠時間とは?

子どもは新生児の頃は昼も夜もずっと寝ていますが、成長とともに睡眠時間は徐々に短くなっていくものです。「小学生の理想的な睡眠時間は一体どのくらい?」ということについては様々な意見がありますが、約9時間とされることが多いようです。

けれど、実際には小学生の睡眠時間は8時間程度と言われています。総務省の平成23年社会生活基本調査※でも、10~14歳の睡眠時間は8時間35分となっており、9時間以上寝ている小学生は少ないものと思われます。

朝の登校時間は変わりませんから、睡眠不足になっているということは、夜更かししているということです。夜更かしの原因の1つには、親が働いていて帰りが遅くなってしまうということが考えられます。

しかし、子どもが夜更かししてしまう理由はそれだけではありません。夕食後もいつまでもテレビを見たりゲームをしたりしていて、日常的に寝るのが遅くなってしまっている子どもがたくさんいますから、まずこうした習慣を改めることが大切です。

※「平成23年社会生活基本調査結果」(総務省統計局)
http://www.stat.go.jp/data/shakai/2011/pdf/gaiyou2.pdf

子どもに適切な睡眠時間をとってもらうために親がやるべきこと

子どもの睡眠不足を防ぐために親ができることは、日々の生活でのきちんとしたルール作りです。テレビでは夜遅くまで子どもの目を引く面白い番組をやっていますから、子どもがテレビを見始めるとなかなか寝ないこともあります。テレビを見る時間を決めて、時間が来たら布団に入るようきちんとしつけましょう。同様に、ゲームをする時間にも制限を加えるべきです。

最近は小学生でもスマホを持っている子どもも増えています。子どもはスマホをいじり始めると手放せなくなってしまいますから、スマホの利用には制限を加え、夜は親が預かるなどした方がいいでしょう。

子どもだけが早寝させるとなると寝かせるのが大変ですが、親も同じ時間に床につけば子どもも仕方なく寝てしまいます。用事は朝早く起きて片づけることにし、大人も子どもと一緒に早寝するのがおすすめです。早寝早起きは大人にとっても心身の健康維持に効果的ですから、生活スタイルを見直すきっかけになります。

子どもの睡眠不足が深刻化すれば、生活習慣の改善だけでは解決できない睡眠障害を引き起こしてしまうこともあります。睡眠障害の代表的なものが睡眠時無呼吸症候群で、重度になると日中の集中力を維持できなくなり、学習能力が低下してしまうことがあります。寝ているときに呼吸が止まったり、日中に異常な眠気を感じたりしているようであれば、医師に相談するようにしましょう。

子どもは一度夜更かしの楽しさを覚えると、なかなか早く寝ることができなくなります。子どもが健康に育つために、睡眠時間の確保は重要です。子どもを早く寝かせるためには、きちんとしたルールを作るだけでなく、家族みんなの生活スタイルを見直すことが大事です。

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