子どもが勉強にスムーズについていけるようにするためには、学校の授業だけでなく、家庭学習も不可欠です。勉強は小学校、中学校、高校と長く続いてきますから、小学校のうちに家庭学習を習慣にすることで、後々楽になります。ここでは、小学生にとっての家庭学習の必要性や、家庭学習の習慣化のためのポイントについてまとめてみました。
小学生にとっての家庭学習の必要性
学習した内容を定着させるためには、繰り返し覚えることが大切です。子どもの脳はまだ若く記憶力もありますが、学校の授業で一度聞いただけで全部を覚えることはできません。その日学習したことを家でもう1回学習することで、しっかり脳に定着させることができます。
家庭学習というのは、習慣にしなければなかなかできないものです。家庭学習の習慣がなければ、「家でまで勉強したくない」と思いますから、宿題1つとっても苦痛になってしまいます。
授業で学習したことは家でもう1回復習するのが当たり前と子ども自身が思うようになれば、家庭学習が苦になることもありません。子どもが勉強嫌いになることも防ぐことができます。
家庭学習を習慣づけるためのポイント
家庭学習は、たとえ短時間でも、毎日続けることが大切です。何が何でも全部を覚えさえようと親が必死になれば、子どもは勉強が嫌いになってしまうこともあります。小学校の最初の段階での家庭学習では、あまり完璧を求めず、1日10分でも20分でも時間を決めて行うようにしましょう。
家庭学習をするときには、集中できるような環境を整えることも忘れてはいけません。例えば、勉強するときには必ず自分の部屋の勉強机でするというルールを作れば、勉強机に座ることにより子ども自身もモチベーションが高まります。
リビングで勉強するときには、少なくともテレビは消すようにしましょう。集中するためには、部屋を片付けておくことも大事です。部屋が散らかっているときには、先に片付けさせてから勉強させるようにしましょう。
小学生の家庭学習の手順
家庭で学習するときには、まずは宿題から片付けさせましょう。ほかの勉強に一生懸命になりすぎて、宿題を忘れてしまっては困ります。たとえ時間がなくても、宿題は必ずやっていかなければならないものということを、しっかり認識させましょう。
通常は宿題をすることで復習になりますから、復習は宿題にプラスアルファしただけで済みます。宿題をやっていて分かりにくかったところをもう一度見直すようにしましょう。
復習をしてなお余裕があれば、予習もしておくと良いでしょう。次にどんな内容を勉強するのかということを知っておけば、子どもは授業が楽しみになるかもしれません。
家庭学習の時間は、毎日できるだけ固定しておくのが理想です。習い事などがあって学校から帰ってすぐにできないときには、その曜日だけは○時から、と決めておくと良いでしょう。
家庭学習を習慣づける過程では、子どものペースにも合わせるようにしましょう。親が無理矢理勉強させようとすれば、子どもが勉強嫌いになってしまい、逆効果です。小学校の最初のうちは、できるだけ焦らず、子どもの様子を見ながら少しずつ勉強の習慣をつけさせましょう。
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